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メンバーズ、森づくりはじめました

皆さん、こんにちは!
メンバーズでは、持続可能な脱炭素社会の実現に向け、一般社団法人more treesとともに、岩手県気仙郡住田町にて植林・森林保全プロジェクト(「メンバーズの森」)を2023年よりスタートさせました。
メンバーズの事業活動において排出されるCO2のオフセットをはじめ、自然環境の保全や地域課題の解決などを目的に、岩手県住田町に多様性のある森をつくることを目指します。また、森づくりの一歩として、2023年10月には「苗木の植樹」も行いました。

▼ プレスリリース(2023年10月30日
https://www.members.co.jp/company/news/2023/1030.html
▼ more trees 様のニュースリリース
https://www.more-trees.org/news/20231102/

今回のnoteでは「なぜ、デジタルビジネス運用支援の会社であるメンバーズは森づくりをするのか」に焦点をあて、メンバーズの森の概要やかける想いをつづります。

そもそもメンバーズって?

そもそもメンバーズはどういう会社?と思われる方も多いかもしれませんので、はじめに少しだけ会社のことをご紹介できればと思います。

メンバーズは、デジタルビジネス運用支援の会社で、2014年より「CSV」をキーワードに、社会課題の解決をビジネスを通じて実践することを目指してきました。「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」というミッションのもと、「日本中のクリエイターの力で、気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする」ことを2030年のVISIONとして掲げ、気候変動問題・人口減少問題を事業を通じて解決することを目指しています。

2023年4月には、脱炭素社会実現に向けた専門組織「脱炭素DXカンパニー」・「脱炭素DX研究所」を立ち上げ、顧客とともに本格的に脱炭素時代の経営および脱炭素DXの推進に取り組んでいます。

脱炭素に向けてメンバーズが取り組んでいること

クライアント様の支援を通じて脱炭素社会への実現に挑戦していますが、「自社でも脱炭素に向けてできることはやっていこう」と、数年前からさまざまな取り組みを行っています。

たとえば、2019年には再エネ100宣言である「RE Action」へ加盟し、自社で利用するエネルギーをすべて再エネ100%にすることを宣言。2021年に自社エネルギーの再エネ100%を達成しました

また、2020年より日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)に加盟し、生活者のライフスタイルや企業の経営スタイルの転換を目指し、「発信力強化・世論形成プロジェクト」で幹事としても活動しています。

さらに、再生可能エネルギー導入拡大に貢献すること、自社で使用する電力相当分の再生可能エネルギー発電を安定的に行うことを目指し、2021年には発電事業を行う子会社「メンバーズエナジー」を設立。自社で太陽光発電所をつくり、再生可能エネルギーの調達にも挑戦しています。

脱炭素化に向けた取り組み「メンバーズの森」

自社の脱炭素化に向けていろいろと取り組んでいますが、今回の「メンバーズの森」も自社の脱炭素化に向けた取り組みの一環として位置づけています。

気候変動問題の解決において、CO2排出量の削減に目を向けるだけではカーボンニュートラルは達成できません。排出したCO2をどう吸収するかを考えたとき、吸収源となる「森林」の存在はとても重要です。そこで、自らの手で森づくりを行うことで、CO2吸収源を生み出すことを目指し「メンバーズの森」プロジェクトをスタートさせました。

「メンバーズの森」プロジェクトでは、岩手県の住田町にて、人工林の伐採跡地に植林を行い、多様な木々が育つ森づくりを行います。植林活動は3期にわたり行い、初年度のCO2吸収量は0.85t(トン)-CO2 になる見込みです。

脱炭素だけではない?「多様性のある」森づくりとは

しかし、「脱炭素」の観点だけから、森づくりをスタートさせたわけではありません。森づくりでお世話になっているmore treesさんによると、今の日本の森にはさまざまな課題があります。

戦後の木材不足により日本では植林が推進され、多くの針葉樹が植えられたことにより、森林の面積が増加しました。その結果、現在は日本の国土の約7割を森林が占めていますが、その約半数が人工林です。しかし、木材需要の減少など複数の要因が重なり、林業の衰退が進むにつれ、多くの人工林で手入れが行き届かなくなっています。

適切に間伐されていない人工林は、光が地面まで届かず下草や低木が育ちづらくなりますが、こういった地面を覆う植物が十分に育たないと、表土の流出を招くリスクが高まります。近年は、気候変動の影響により大雨などの異常気象が増えていますが、防災の観点でも森を守ることは非常に重要となります。

また、日本に自生する主要な樹木は500種類以上あるといわれる中、人工林の多くがスギ・ヒノキで構成され、多様性を失っている状況です。

そのため、伐採跡地や今後も手入れされる見込みがない森林は、その土地に適したさまざまな樹種を植林することで「多様性のある森」に転換していくことが大事です。

だからこそ、メンバーズでは住田町における伐採跡地にて、広葉樹を中心としたさまざまな樹木を植え、「多様性のある森」を目指します

さいごに

メンバーズの森づくりは、まだ始まったばかり。
未来に豊かな森と地球を残せることを目指し、「多様性のある森づくり」を行います。

次回のnoteでは、メンバーズの森づくりに向けて植林を行った様子をお伝えします。メンバーズの森の様子って?どんな苗を植えたの?住田町ってどんなとこ?など、記載する予定ですのでお楽しみに!

メンバーズの森についての動画もございますので、こちらもぜひご覧ください。

ライター情報:中村優花
CSV本部 脱炭素DX研究所所属。
脱炭素化社会の実現に向けて、企業の脱炭素化の支援や発信のサポートを実施。メンバーズの脱炭素化に向けた取り組みも行い、メンバーズエナジーやメンバーズの森の担当。関心のあるテーマは「人と自然の共存」。

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