Vol.3 メンバーズの森づくりに向けて|苗の成長記録(2024年8月)
皆さん、こんにちは。
メンバーズでは、持続可能な脱炭素社会の実現に向け、一般社団法人more treesとともに、岩手県気仙郡住田町にて植林・森林保全プロジェクト(「メンバーズの森」)を2023年よりスタートさせました。メンバーズの事業活動において排出されるCO2のオフセットをはじめ、自然環境の保全や地域課題の解決などを目的に、岩手県住田町に多様性のある森をつくることを目指します。
今回は、メンバーズの森についての発信vol3。前回でお伝えした「種(たね)」は無事育ったのでしょうか。苗の成長をお届けします。
※種についての記事はこちらからご覧ください。
種まきのあと、春に「鉢上げ」を実施
2023年秋に住田町の「種山ヶ原(たねやまがはら)」で、さまざまな広葉樹の種を地域の子どもたちと一緒に拾いました。それらの種はトレーに敷き詰められた土のうえにまき、発芽するのを待ちました。さて、その後どうなったのでしょうか。
4月に入り、森づくりをサポートしてくださっている、一般社団法人邑サポートさんと一般社団法人more treesさんが「イコウェルすみた」で町内の子どもたちなどと一緒に「鉢上げ」をしてくださりました。
鉢上げとは、トレーなどに播いた種のなかで芽吹いたものを、コンテナやポットなどに植え替える作業のことを指し、この工程は出た芽を大きく育てるのに欠かせません。
鉢上げされた苗はその後・・・?
4月に鉢上げされた苗は、その後、住田町の役場の方や邑サポートのスタッフの皆さんの協力のもと、毎日の水やりをはじめ、大切に育てられてきました。その結果、8月上旬に訪問したときには、こんなにも成長していました!!
拾ってきた種は、苗になるように育てます
たくさんの種を拾いましたが、すべてが苗となったわけではないようです。
邑サポートさんやmore treesさんのお話によると、実は広葉樹の苗づくりは日本ではまだマイナーで、樹種によってはどう育てるのが正解なのか分からないこともあるのが現状とのこと。そのため、それぞれの種が発芽しやすい条件の見極めなども試行錯誤しながら進めていく必要があります。次回の種まきでは、今年で学んだことを生かしながらできるといいな。
成長したこれらの苗は、このまま順調に成長して50㎝ほどの高さになれば、秋ごろには植樹することができるようです。
次回は、植樹の様子となるでしょうか。秋の森の様子をお届けします。
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