Vol.2 メンバーズの森づくりに向けて|種についてのお話
皆さん、ご無沙汰しております。お元気でしょうか。
以前の投稿から随分と時が過ぎてしまいましたが、メンバーズの森についての発信vol2。今回は「種」についてのお話です。
メンバーズでは、持続可能な脱炭素社会の実現に向け、一般社団法人more treesとともに、岩手県気仙郡住田町にて植林・森林保全プロジェクト(「メンバーズの森」)を2023年よりスタートさせました。メンバーズの事業活動において排出されるCO2のオフセットをはじめ、自然環境の保全や地域課題の解決などを目的に、岩手県住田町に多様性のある森をつくることを目指します。
※はじまりについてはこちらの記事に書いていますので、良ければご覧ください!
森づくりは「種拾い」から始まる。
時は少しさかのぼってしまいますが、実は2023年の秋、住田町の「種山ヶ原(たねやまがはら)」という高原にて、地域の保育園の園児の皆さんと一緒に広葉樹の「種拾い」を行いました。
森づくりと種拾いって、どういうつながり?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実は私もそうでしたが、森を構成している木々も、それぞれ小さな種が成長し、芽を出し、苗となり、木となっているのです。身近なものでいうと「どんぐり」などが種の代表例でしょうか。
メンバーズの森は、自然の森に近い、多様な広葉樹で構成されるような森にしたいと考えています。地域でとれた種を育て、苗となったものを植えて森をつくる。more treesさんをはじめ、関係する皆さんと一緒に自然の形に近い多様性のある豊かな森を目指しているのです。
そこでその第一歩として、住田町・一般社団法人邑(ゆう)サポート・一般社団法人more treesの3社で推進されているプロジェクト「育苗プロジェクトなえうぇる」に混ぜていただき、広葉樹の種拾いに行きました。
※「なえうぇる」についてはこちらをご覧ください。
種は豊作の年もあれば、凶作の年もある
種山ヶ原はさまざまな木々が育つ、とても美しいところでした。2時間ほど森を観察しながら、種拾いを行いました。
ただ、種にも豊作・凶作があるようで、この年のどんぐりの種は凶作だったよう。目を凝らして探しても、なかなか見つかりませんでした。しかし、幸いにも、森にはどんぐり以外にもたくさんの種類の広葉樹の木があり、森の案内人のスタッフの皆さんに木の種類などを教えてもらいながら、いろいろな種類の広葉樹の種を拾いました。
拾ってきた種は、苗になるように育てます
種山ヶ原で拾ってきたさまざまな種たちは、苗として植えることができるように「種まき」をしました。土を入れて黒いトレーに、種を並べていきます。
うまく芽が出て成長し、50㎝ほどの高さになれば、苗として次の植樹で植えることができます。果たして、この種たちはうまく育つことができるのでしょうか。
次の記事では、この種の成長した様子をお届けします。
▼この記事を読んだあなたへのおすすめ
▼ セミナー/ホワイトペーパー(無料公開)
≪ メンバーズへのお問い合わせはこちら ≫