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more trees主催の「パートナー会」に参加しました!

こんにちは。
いつも「メンバーズの森」のnoteをご愛読いただき、ありがとうございます!
これまで記事では、森づくりの様子を中心にお伝えしてきましたが、今回はmore treesさま主催の「パートナー会」についてお届けします。

はじめての試み、パートナー会とは?

株式会社メンバーズでは、2023年より多様性のある森づくりを目指し、一般社団法人more treesさまと取り組みを進めています。

しかし、more treesさまと一緒に森づくりをするのは弊社ではありません。多くの企業・団体さまが、more treesさまとともに、伐採跡地への植林や手入れ不足の人工林の再生などに取り組まれています。また活動する地域も、メンバーズが森づくりを行っている「岩手県 住田町」だけでなく、国内外あわせて15カ所にのぼります。

 森づくりを行う地域(https://www.more-trees.org/forests/)

2024年11月に、more treesさまとともに森の課題に取り組む企業・団体さまが集う「more trees パートナー会」がはじめて開催されました。
メンバーズも企画や運営に携わらせていただきましたが、なんと24社から40名を超える方々が参加されました!

パートナー会では、どのようなことが話されたのでしょうか?
ダイジェストでお届けします。

パートナー会はどのようなものだったの?

はじめてのパートナー会では、more treesさまと森の課題に取り組む企業・団体さまの交流を主な目的として開催されました。

また、各企業・地域による森づくりの取り組みの様子を知ったり、森に関する社会的な動向を学ぶことができるようなプレゼンテーションも用意されました。

当日のプログラム
1.はじめに
2.more treesについて :more trees 岸さま
3.森づくりの意義とは? :環境省 笹渕さま
4.森づくりにおける課題と今後 :林野庁 藤原さま 
~休憩~
5.森づくりを行う企業の取り組み紹介①:SMCC さま×メンバーズ
6.森づくりを行う企業の取り組み紹介②:デッカーズ ジャパンさま
7.森づくりを行う企業の取り組み紹介③:青山商事さま
8.質疑応答
~交流会~

森林をとりまく環境を学ぶ

まず、会の冒頭でmore trees 代表理事・隈研吾氏 からのメッセージが届き、その後、参加企業さまの簡単な自己紹介からスタート。

参加者の顔と名前が一致したところで、森づくりにおいてmore treesさまが大切にされている「多様性のある森づくり」の意義や活動についてお聞きしました。

more trees 岸さまがお話する様子

そして、森に関する世の中の動向や、森林の価値・課題などを学ぶべく、環境省と林野庁のご担当の方にお話いただく時間に。

はじめに、環境省 自然環境局 の笹渕紘平さまより「ネイチャーポジティブに向けた国の取組み」についてお話いただきました。「生物多様性の損失」というグローバルリスクの認知拡大をはじめ、「ネイチャーポジティブ」に向け取り組む企業の増加や、民間の取り組みによって豊かな生態系が保全されている区域を国が認定する「自然共生サイト」の制度など、幅広く知ることができました。

続いて、林野庁 森林利用課 の藤原智史さまによる「林業と企業の森づくり」についてお話しへ。林業は「伐って、使って、植えて、育てる」という循環型産業であり、木材の自給率は回復傾向にある一方、林業従事者の確保や再造林の課題を抱えているなど、林業の現状を詳しく共有いただきました。また気候変動や生物多様性への対応として、「森林×企業 ガイドブック」や「森林×ACTチャレンジ2024」といった、企業の森づくりに関する取り組みについてもご紹介いただきました。

企業の個性豊かな森づくりを知る

少し休憩を挟んだあと、後半パートへと進みます。
後半パートは「企業の森」プログラムが進められている各地域からのビデオメッセージからスタート。各地域の森づくりの現場に携わる、森林組合や役場、林業事業体など、さまざまな方の「声」をビデオメッセージを通してお聞きしました。

そして、各企業の森づくりの取り組みを聞く時間へと移ります。
今回スピーチいただいたのは、SMCCさまとメンバーズのペアと、デッカーズジャパンさま、青山商事さまでした。

SMCCさまは森の取り組みをCSRのみにとどめるのではなく、ブランディングやマーケティングの一環として捉え、他企業との差別化や顧客のロイヤリティを高める施策として組み込んでいるお話がとても印象的でした。

取り組みについて話す 三井住友カード 佐々木様

デッカーズジャパン様では、日本法人として何かできることはないかと模索していたところmore treesさまと出会い、現在の取り組みに至っているというエピソードや、社員様への広がりの秘訣などについてもお話いただきました。

青山商事様からは、学生のインターンシップのお話など、森づくりだけに留まらない森の幅広い活用についてお話いただき、ベストプラクティスとして、どの参加者にとってもとても参考になるものでした。

さいごに

パートナー会を通して、森づくりに携わる企業・団体さまには、more treesさまをはじめ、地域でサポートしてくださる多くの関係者と一緒に「豊かな森を育てていきたい」という想いが共通してあることを感じました。

「多様性のある森づくり」をどう企業価値に変えていくかは、どの企業も模索段階ではありますが、気候変動や生物多様性などがより喫緊の課題となり、企業にもその対応が求められる今、その方向性は間違っていないと再認識できる場となりました。

同じ想いを抱き行動している皆さまと協力しながら、これからもメンバーズの森づくりを進めたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

ライター情報:中村 優花
CSV本部 脱炭素DX研究所所属。
脱炭素化社会の実現に向けて、企業の脱炭素化の支援や発信のサポートを実施。メンバーズの脱炭素化に向けた取り組みも行い、メンバーズエナジーやメンバーズの森の担当。関心のあるテーマは「人と自然の共存」。

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