富山市のコンパクトなまちづくり
富山市は全国の自治体に先駆けて、2000年代はじめ頃からコンパクトなまちづくりに取り組んできました。中心市街地の空洞化や人口減少と高齢化などにより、将来的に住民の暮らしが困難になるおそれがあったためです。そしてそのようなまちづくりは、脱炭素にも結びついています。2021年3月に、「ゼロカーボンシティ宣言」を発表した富山市の歩みを取り上げます。
なぜコンパクトなまちづくりなのか?
富山市は、約40万人が暮らす北陸の中核都市のひとつです。2005年に旧富山市を含む複数の市町村が